授業の後半は八木先生の「ユーザー評価」に関する講義がありました。
「ユーザビリティ」の基本から商品開発の各段階における評価手法まで、前回に引き続きとても幅広い内容でした。
最後に認知的ウォークスルーに関するワークショップを行いました。
「ノーマンの7段階モデル」を参考に家電製品のインターフェイスを検証します。機械を利用するために人が行っている「機械との対話」を細かく噛み砕き、シートに記入しながら問題点を探ります。八木先生の示す改善例も参考に、製品の使いやすさについて考えました。
家電製品や情報機器の操作に慣れている人たちは、機械側が発する情報が的確でなかったり不足していても、予想や少ないフィードバックをもとに大半のものを使いこなしてしまいます。そういった人間の適応力を当てにしたものづくりをすると、ユーザーにとって使いづらく、満足度の低いものになってしまいます。エラーを招く原因にもなったりします。多くの人にとって使いやすいものを提案するために、ユーザビリティに配慮し、ユーザー自身による評価を行う必要があります。
たとえば、「この○○○(ウェブサイトや情報機器など)使いにくいな」と思ったら今回の講義やワークショップの内容を思い出しながら原因を考えるなどしてみて下さい。意外と多く見つかると思います。
来週までにペルソナに近い人物に対して各グループのコンセプト、ペーパープロトタイプ、シナリオを説明し、評価をしてもらうことが宿題です。
(TA深井)
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